Wavering Nature 7

光や風、雨を建築の内部に取り込み、自然を感じられるような空間を創ることを考えています。空間に自然を内包し、建築の内部で自然を体験できる空間を創りたいと考えています。

建築の内部空間だからこそ感じられる自然の光や風、雨は、日常で感じるものとは異なり、また違う表情を見せてくれます。それらを住まいに取り入れ、四季折々の風情を感じられるような住空間を目指しています。

「熊本の家」では、二階にテラスを貫入させ、テラスから光や風などの自然を感じられるように意図しました。テラスを通して差し込んでくる光は、各部屋で様々に変化し、美を演出します。

雨が降った時、このテラスに降り込む雨をガラス越しに見ると、雨が降るという見慣れた光景がまた違って見え、新たな発見があります。

自然を包み込むような建築を創りたい、そして光をすくい取りたい、と考えています。

このテラスから見上げた空は「自分だけの空」で、空が近く感じられます。実際の空の高さは、このテラスから見ても地面から見てもほとんど変わりませんが、心理的な距離は近づきます。

 

このように、自然を身近に感じられる体験を大事にしたいと考えています。