有機的ヴォイド

間あるいは余白のような空間が、住空間にふくらみをもたらします。

そこに具体的な役割や機能を持たない、「空のようなイメージ」です。

小さくても、このような余白の空間が、空間を豊かにすると考えています。

ヴォイドには季節や時刻により、様々な光が差し込んできます。

差し込んでくる光は、小さな吹抜の箱の中で反射し、拡散します。

天気や太陽の位置により、強い直接光が入ってくることがあれば、柔らかな光となることもあります。

小さな吹抜は自然光を導き入れ、変化させる装置であり、吹抜を通して、リビングから空が見えたり、空間が抜けることで広がりや無限の奥行感を得られます。

柔らかな光は囲まれた壁面で、バウンスします。

光は空間をつくり、「間」をつくります。

光によって「間」の空間を顕在化させたいと考えました。

 

ヴォイドの空間には、トップライトから自然光が差し込む時、細長い筒状の空間で光がバウンスし、1階のリビングに届きます。

白い箱状の空間には、強い光が差し込みます。

そのヴォイドの空間のイメージは、無であり間であり空です。

光以外に何もない茫漠とした空間です。

階段は空間から空間へと移行する際に、「間」を感じられる空間です。

 

建築を構成する柱・梁のシンプルな構成を、明確にデザインし、そこに日本的な「間」を感じられる空間を創り出したいと考えています。

柱が大地に屹立するとき、柱の周辺には「間」が生まれます。

均等グリッドの柱の空間と自然の空間を融合させ、新たな「間」を創り出したいと考えました。

 

柱は周囲に空間をつくり、リノベーションでは古い柱と新たな梁が対話します。

それを、リノベーションという新旧の空間の衝突の中で表現したいと考えています。

空間・時間のイメージを喚起する間のコンセプトです。

新旧の素材や空間に「間」を感じられるように考えています。

小さくても無限の広がりを感じられる、宇宙のような「間」の空間をつくりたい、と考えております。

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