蚕糸の森アパートメント

東京の広大な公園に面する計画地に建つ集合住宅です。

「集まって住むこと」の意義を改めて考え、住まい手が憩える自然の公共空間をつくりたいと考えました。

そして、共用階段を都市に開いた道空間としました。

そして、階段の空間によって建築と都市をつなげようと考えました。

 

階段の空間はガラスで覆われ、都市に積極的に関わり、計画地に溶け込みます。

住まい手は、階段から公園の木や池の景色を楽しみ、その景色は四季折々変化します。

この階段を上がり、降りるのは、公園の上空を歩くかのように感じられます。

階段の空間は、住まい手にとって「浮かぶ散歩道」へと変容します。

 

公園の自然の樹木を目前にする住まい手にとって、都市に開かれた階段の空間は「光のヴォイド」となります。

夜に階段は闇に浮かび、輝き、そして都市を鮮やかに彩ります。

その時、「光のヴォイド」は「光の塔」へと移り変わりします。

 

施工:白石建設株式会社/p>

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Photo : Nobuki Taoka

DATA

  • Category:

    Apartment

  • Type:

    集合住宅

  • Location:

    東京都

  • Team:

    YDS, yAT Structural Engineer

  • Size:

    785sqm

  • Status:

    Completed