東京キャナル

現代、かつて江戸の中心であった日本橋の上には首都高が覆い被さりました。橋自体は辛うじて、かつての意匠、・面影を残しています。

しかし、浮世絵に描かれているような景観とは、ほど遠い状況です。

江戸期には賑わっていた橋のたもとには小さな公共空間が作られています。

しかし、かつてのような賑わいがなく、「付け足し」のような空間です。

日本橋の上流にある神田川では、日本橋川と同様、首都高が覆い被さり河川は暗く、大きなドブのようになっています。

河川が「都市の裏側」となってしまっている状況です。

隅田川付近には、多くの親水空間、公園が計画され、延々と続きます。

日本橋川とは違い、川の真上に高速道路が架かっている部分は少ないです。

しかし、河川空間が「都市の公共空間」として機能しているというより、「都市の残余の空間」という状況になっています。

ロンドン・パリ・ヴェネツィアなどの都市と比較して、河川の価値が非常に低くなっているのが、東京の現状です。

 

浮世絵:歌川広重

東京 キャナル 水辺 都市計画

Photo : Yoshitaka Uchino

DATA

  • Category:

    Urban

  • Type:

    調査・都市計画

  • Location:

    東京都

  • Team:

    YDS

  • Size:

    -

  • Status:

    Completed