都市広場
集合住宅を設計する際には、「集まって住むこと」を改めて問い直します。
住まいを足し合わせた建築ではなく、「集まっているからこそ得られる空間」を 創りたいと考えています。
道空間・広場の空間を創り出せないか、と考えています。
集合住宅だからこそ、人が集まり、憩い、自然を感じることの出来る広場を創りたいと考えております。
広場の空間を創り出すために考えたことは、様々な制約がありますが、制約を逆手に取ることを考えます。
建築面積の制約と各住戸の居住環境を優先することで、敷地の北側にヴォイド=「都市の中庭」を創り出したVoid in a Forest。
上部に屋根のない天空のこの広場は、晴れた日も雨の日も自然を感じることが出来ます。
広場では見上げれば「自分だけの空」を見ることが出来ます。
この広場はエントランスホールに接続し、各階の階段・EVと隣接し、住まい手は、いつも広場を眺めながら自らの住戸に至ります。
Forests of Gridsでは、ささやかなスケールですが、都市に武蔵野の森を再現しました。
住戸のボリュームを最大限確保するために、この中庭は高さが2層までしか建てられないエリアに配置しました。
小さな宇宙のような、広がりを持つ自然の空間です。
住宅においても、「広場の空間」をつくりたいと考えています。
練馬の家では、リビングと繋がった「アウトドアリビング」をつくり、広場とリビングが有機的に連続します。
アウトドアリビングのテラスは、空という「無限の吹き抜け」を持つ広大な空間となります。
熊本の家では、住宅における「広場の空間」を、子ども部屋とつなげたいと考えました。
子ども達が部屋と屋外の広場の空間を、駆けめぐるイメージです。
そして、テラスを中心とする回遊性が創り出せないか、と考えました。
都市に開かれたこの広場の空間は、家族の憩いの空間です。
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