YDS

都市の中心部に計画された教会です。

教会の役割は様々で、ますます広がっています。

とりわけ、教会はキリスト教徒の方々が祈る場だけではなく、周辺のコミュニティの核として期待されます。

 

相対性理論によると、直進する光は大きな重力によって曲げられます。

そのような人を引き付ける大いなる力を持つ建築を地域のコミュニティに貢献すべく考えられました。

 

二等辺三角形のメインボリュームに円弧の壁が貫き、祈りの空間とエントランスホールを分節します。

そして、トップライトからの光は円弧の壁のカーブした表面にそってもたらされます。

円弧の壁の Bending Light は魅力的な空間を象徴し、刻々と変化しながら空間を優しく包み込み、人々の交歓を刺激します。

 

直線の壁面に光とは対照的に、円弧の壁に照らし出される自然光は奥深く内部空間へともたらされます。

そして、ある強い引き付ける力を空間にもたらすでしょう。

シンプルな円弧壁を配置することにより空間が大きく変容し、教会に新たな空間をもたらすことを目論見ました。